11月15日、別姓訴訟を支える会は「第41回市川房枝女性の政治参画基金」の助成対象団体となり、事務局より副代表の小国とメンバーの上田が贈呈式に参加しました。
助成理由は以下の通りです。
選択的夫婦別姓制度については、法務大臣の諮問機関である法制審議会がその導入を答申して既に四半世紀が経過した現在も実現しておらず、また国連女性差別撤廃委員会は日本政府に対し、夫婦同姓を強制する現行制度について改定を促す勧告を再三発出している。
国内外から我が国の女性の人権に多くの関心が寄せられるなか、未だになおざりにされている深刻なテーマであり、選択的夫婦別姓制度の法制化は、重要かつ喫緊の課題となっている。
第3次別姓訴訟で違憲判決を得ることは、選択的夫婦別姓制度の実現に極めて重要な役割を果たすため、一部であるが、助成を決定した。
市川房枝さんは女性参政権獲得のために活動され、1945年の参政権実現後も女性のエンパワーメントの推進、平和活動や汚職政治の撲滅に尽力しました。
参議院議員としても活躍し、国連の女子差別撤廃条約の日本政府早期批准を求める活動のリーダーとしても有名です。
市川さんは1947年、「結婚改姓に反対する会」の結成時、賛同人として名を連ねています。
この活動が現在の選択的夫婦別姓制度を求める流れにつながり、今回私たち「別姓訴訟を支える会」が助成金をいただけたことに大変なご縁を感じています。
第3次別姓訴訟に向けて、大切に使わせていただきます。