みなさんこんにちは。
別姓訴訟を支える会事務局です。
選択的夫婦別姓に関する民法改正法案について、国会での状況がどうなるのか、情報が毎日刻々と変わり、落ち着かない大型連休を過ごした方も多いのではないでしょうか。
一方で、とても励まされるニュースもありましたよね。
5月2日にリリースされた宇多田ヒカルさんの新曲「Mine or Yours」で「夫婦別姓」が歌われていることが話題になりました!
「♪どの道を選ぼうと
選ばなかった道を失う寂しさとセット
令和何年になったらこの国で
夫婦別姓OKされるんだろう♪」
「夫婦別姓」にメロディーがつく日がくるなんて!
私たちへの応援歌だと思えてなりません。
夫婦別姓OKされるのは令和7年、そして違憲判決が出るのは令和8年と予告します。
■ 東京地裁・第4回期日のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
さて、期日が近づいてきました。
今回は被告側(国)の主張を整理する期日となり、原告側の発言は多くありませんが、その分期日報告会を充実させました。
なんとゲストスピーカーとして、法政大学名誉教授・元総長 法政大学江戸東京研究センター特任教授の田中優子さんが登場です。
傍聴の後、報告会にもぜひお越しください!
遠方の方は配信をお見逃しなく!!
日時:2025年5月15日(木)11時~
場所:東京地方裁判所 103号法廷(大法廷)
東京都千代田区霞ヶ関1-1-4
東京メトロ霞ヶ関駅A1出口からすぐ
https://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/index.html
【当日の流れ】
☆10時30分
入廷行動:もうおなじみの姿となりました。
横断幕を持って、原告や弁護団が裁判所の入り口まで行進します。
ぜひ沿道から応援してください。
ご希望の方には特製の応援旗を差し上げています。
☆11時
口頭弁論期日
4/30日付けで被告からの反論書面が提出されており、内容確認で終了すると思われます。
☆12時
期日報告会
場所:虎ノ門ホール
東京都港区西新橋1-9-5 酔心興栄ビル2階
今回はゲストスピーカーに法政大学名誉教授・元総長 法政大学江戸東京研究センター特任教授の田中優子さんをお招きします!!
様々なメディアで選択的夫婦別姓の必要性を発信してくださっている心強い支援者のお一人です。
応援メッセージをいただきます。
弁護団から期日の報告、このところよく話題にされる「旧姓の通称使用の法制化」の問題点の解説、「一般社団法人あすには」による「選択的夫婦別姓、事実婚の調査」結果の共有など、盛りだくさんの内容となっています。
メディアや参加者からの質問等も受け付けますので、奮ってご参加ください。
お昼時ですので、軽食等を持ち込んでもかまいません。
ゴミは各自お持ち帰りください。
なお、会場はお手洗いが1つしかないため、報告会前後は大変混み合います。お気をつけください。
※報告会はYouTubeにて同時配信します。
https://www.youtube.com/live/Of81KiDgbNA
■ 「あなたの陳述書、裁判所に届け!動かせ!目指せ一万通大作戦!」━━━━━━━━━・・・・・・
≪選択的夫婦別姓を求める陳述書 大募集!!≫
第3次選択的夫婦別姓訴訟弁護団では、選択的夫婦別姓を求めるみなさんからの声を裁判所に届けるため、陳述書を集めています。
「陳述書」と聞くとついハードルが高く感じてしまうのですが、日ごろの想いを自然体で書いていただいたものでまったくかまいません。
ぜひ書いてください。
一人ひとりの声は小さくとも、たくさん集まることで大波となり、裁判所を動かします!
動かすのはあなたです!
【対象者】 法律婚、事実婚、未婚を問わず、どなたでもご応募可能です!
【内容】 数行程度でもかまいません。最大4000字。
氏名は人格権であり、現在の民法が定める夫婦同氏強制制度は人権侵害!
たくさんの声を裁判所に届けましょう。
【詳細】 以下のサイトをご参照ください。
サイトリンクにあるフォームから直接応募可能です。

【締切】2025年5月31日
【書き方のポイント】
日常的に不便である、困っているという説明だけでは、裁判官に事柄の深刻さ(人権問題であるということ)を分かってもらえない可能性があります。
裁判官は、この問題が人権問題であると認識すれば、憲法問題として考えてくれますが、困っているというだけでは対応してくれない可能性があるのです。
この問題が個人のアイデンティティや個人の尊厳の問題であること、つまり人権の問題であるということを、正面から書いていただければと思います。
また、「たまに」感じるだけでは、たいした喪失感ではないように裁判官に受け取られてしまう可能性があるので、役所、病院、銀行、子どもの学校、クレジットカード決済時、親族の集まり時などなど、戸籍姓での対応を迫られる場面は日常的に多々あり、
その度に、やるせなさや、やりきれなさだったり、不公平感だったり、諦めだったり、怒りだったり、絶望感だったり、色々な感情がわきあがり、それと日々なんとか折り合いをつけようとして生きている、でもつけられない、といったような、
アイデンティティの喪失感の日常性と、具体的にどんな感情が生じているのかが感じられるような記載があると伝わりやすいと思います。
さらに、例えば改姓による苦痛(職場で戸籍姓で呼ばれることによる苦痛)で心身のバランスを崩して職場も辞めたというような、喪失感の大きさが客観的にあらわれている記載も、分かりやすいのではないでしょうか。
このように、それが人権の問題であることを明示すると共に、ご自身の経験や思いについて、継続性・具体性・客観性があると、裁判官に人権の問題であることが伝わりやすいと思います。
【書き方の例】
陳述書例1(長いバージョン)
https://bessei.net/wp-content/uploads/2025/03/%E8%A8%98%E8%BC%89%E4%BE%8B1.pdf
陳述書例2(中間バージョン)
https://drive.google.com/file/d/18whqEF_iC2oPUsacXHdLSlq6KdB0Snsl/view?usp=drive_link
陳述書例3(短いバージョン)
https://drive.google.com/file/d/1NHv2pTxtYNRs1q2_85z4JoNTTf_sXlFm/view?usp=drive_link
※ご質問などありましたら、遠慮なくこちらまでメールください。
bessei2018@gmail.com
■ 札幌地裁・第3回期日のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
日時:2025年6月11日(水)10時30分~11時(予定)
場所:札幌地方裁判所 805号法廷(大法廷)
☆期日終了後、期日報告会を行う予定です。
詳細は追ってお知らせします。
■ 支える会の連載公開中━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
別姓訴訟を支える会では、「全国保険医団体連合会」という、主に医師向けの業界紙に連載を持っています。
原則、会員のみの限定公開なのですが、現在、連載部分を公開してくれていますので、ぜひご覧ください!!
サイト最新号、第16回は東京原告の上田めぐみさんです。
■ クラウドファンディングに引き続きご協力ください!! ━━━━━━━━━━・・・・・・
「夫婦別姓も選べる社会へ!訴訟」を支援するクラウドファンディングはおかげさまでファーストゴールを達成しました!
とはいえ、長い裁判期間、報告会の配信を継続し、イベント実施なども考え、セカンドゴールを設定しました。
セカンドゴールは1000万円です。
引き続きご協力いただければ幸いです。
訴訟中はいつでもご寄付いただけますので、よろしくお願いいたします。
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000131