弁護団長 寺原 真希子(てらはら まきこ)
第一次・第二次訴訟を行う中で、社会の意識は確実に変化しており、それは多くの最高裁判事による違憲意見にも反映されています。
訴訟は原告・弁護団のみで行うものではなく、支援下さる皆様、意見書・評釈を書いて下さる学者の皆様、そして適宜報道下さるメディアの皆様と共に進めていくものだと感じています。
個人の生き方が尊重される社会を、皆で一緒に実現しましょう!
事務局長 三浦 徹也(みうら てつや)
様々な価値観が共存する社会において、人が自分らしく生きていくためには、自律的な選択ができることが重要です。
多様な家族の在り方が尊重されるよう、選択的夫婦別姓制度の実現に向けて尽力したいと思います。
大谷 秀美(おおたに ひでみ )
私自身、長く自分の名前と生きていくうちに、自分の名前で生涯生きていくことが自然に感じた当事者の一人です。
一定の人々にとって当たり前ではない考え方だとしても、別の人々にとっては大事な考え方であるという事柄は、世の中にたくさん溢れています。
「いつかは変わるはず」と他人任せにしていた私の背中を押してくれた友人や応援してくれる方の思いを胸に、それぞれを尊重できる社会を目指すべく、皆さんと一緒に頑張っていきたいです。
折井 純(おりい じゅん)
選択的夫婦別姓は、同姓にしたい人は同姓を、別姓にしたい人は別姓を認めるもので、誰の権利も制限するものではありません。
多様な家族のあり方を認め尊重する社会こそ、誰もが生きやすい社会といえるのではないでしょうか。
川尻 恵理子(かわじり えりこ)
全て人は、個人として尊重されます。
姓名も、多数決(民主主義)の問題ではなく、個人の尊厳(自由主義)の問題です。
自分の姓を守りたいと思う人たちを尊重し、結婚したい人たちが誰でも結婚できる、海外では当たり前のことを、日本でも、必ず実現します。
川見 未華(かわみ みはる)
社会も、家族の形も、国民の意識も、変化しています。
多様な人の生き方や家族のあり方が、当然のこととして受け入れられる社会を目指して頑張ります。
橘高 真佐美(きったか まさみ)
姓は、家族の一体感に不可欠なものではありません。
多様な家族の在り方が認められる寛容な社会の実現を目指して、みんなで声を上げていきましょう。
木村 いずみ(きむら いずみ)
産まれてから何十年ずっと使ってきた氏は、私の一部です。この氏を変えるか、婚姻しないかを迫られることは苦痛です。自分の子どもにはそんな苦痛を味合わせたくありません。
榊原 富士子(さかきばら ふじこ)
裁判を応援してくださる皆様、ありがとうございます。
2015年最高裁判所大法廷合憲判決で、違憲の反対意見を書かれた山浦善樹元裁判官は、「裁判の根底にあるのは、15人の裁判官の人生観や価値観、女性観。歴史的審判を受けたのは裁判官なのです」(2024年1月7日信濃毎日新聞)と語っておられます。多数の裁判官に、婚姻改姓の苦しみがご自分のこととして置き換えて受けとめられ、真に理解され、価値観を転換していただくまで、皆で頑張っていきます。
裁判は厳正なものですが、楽しい瞬間や出会いがたくさんありますので、ぜひ法廷傍聴にいらっしゃって下さい。これからもご支援をよろしくお願いいたします。
塩生 朋子(しおいけ ともこ)
氏(姓)と名は一体のものとして、その人の人格と切り離せない大切なもの、その人の人生そのものです。
様々な個人の意思・様々な夫婦の意思が尊重される社会の実現を目指して、もう一度がんばります!
芹澤 眞澄(せりざわ ますみ)
人々の考え方や意識は多様化しており、多様性を受容することは社会の発展の原動力です。選択的夫婦別氏制度は、氏のありかたに関する選択肢を増やそうというものであり、個人の尊重という人権の観点からも、女性活躍の推進という観点からも、国際的な視点からも、実現することが自然であると思います。
竹下 博將(たけした ひろゆき)
選択的夫婦別姓制度が実現していないので困っている夫婦は少なくありませんが、導入されて困る夫婦はいません。導入されて困る子どももいません。夫婦別姓での法律婚を禁止して当事者を困らせる民法750条に憲法の裁きを!
寺林 智栄(てらばやし ともえ)
たとえ結婚したとしても、個人は個人として尊重されるべきであり、それが個人の自由と人権を保障した憲法の理念です。
選択的夫婦別姓は、個人が個人として尊重されるために必要な制度です。その制度の実現に向けて、当事者の皆様とともに尽力していきたいと考えております。
野口 敏彦(のぐち としひこ)
「名は体を表す」というように、個人や家族の「名前」は、個人の生き方や家族の在り方と直結しています。それは本来、他者(制度)が口出しすべきものではありません。
未来は、自分たちの手で創り上げましょう。
早坂 由起子(はやさか ゆきこ)
あきらめずに声をあげ続けることで、社会は確実に変わっていくと信じています。自分の氏名を大切に生きていくことが「あたりまえ」に認められる社会の実現に向けてがんばります。
久道 瑛未(ひさみち えみ)
日本が夫婦同氏制を強制し、選択的夫婦別姓を認めていないことは、個人的な問題に収まる話ではありません。国家が戦前の家制度のもとでの家族道徳の名残を国民に強制している状態なのです。これは、民主主義や個人の尊厳や平等を保障する憲法の理念と矛盾しています。たくさんの人たちが様々な方法でこの不合理と戦っています。私も弁護団員として、一市民として、力を注いでいきたいと思います。
渕上 陽子(ふちがみ ようこ)
夫婦のどちらかが(ほとんどが女性)姓を変えないと法律婚できないなんて、おかしいですよね!?
パワーと明るさが弁護団の長所です。
当事者の方々、そして支えてくださる皆様と一緒に、第3次訴訟を頑張りたいと思います。
松田 亘平(まつだ こうへい)
私はこの問題の当事者であるという意識を持って別姓訴訟に参加しています。
現行民法では、法律婚をしようとするカップルは、婚姻後の氏を「協議」によって「選択」しなければいけません。この氏に関する「協議」「選択」が、婚姻の前後を問わず、パートナーとの関係性を毀損しうる過酷なものであることは周知のとおりです。
別氏のまま婚姻するという選択肢は必要不可欠です。最高裁の違憲判決を目指して、尽力してまいります。
溝田 紘子(みぞた ひろこ)
国民の意識が変わるとともに、法律も変えていく必要があります。様々な考え方のそれぞれが尊重される社会になってほしいです。今後の展開に注目してください。
山崎 新(やまざき あらた)
好きな言葉は「不退転」。一人一人にできることは小さくても、めげず諦めず何度でもチャレンジし続けることで時代は変わると信じています。
今度こそ!の思いをみんなで共有しましょう。
山田 暁子(やまだ あきこ)
私自身、納得のいかない気持ちを抑えて改姓して結婚した当事者兼弁護士です。
氏が一緒だから家族が仲良くなるのではなく、お互いの意思や尊厳を尊重し合ってこそ仲の良い家族が築けると思います。
皆さんと一緒に、夫婦別姓を選択できる社会、相手の尊厳を尊重し、家庭内の性の平等が実現される社会を作っていきたいです。