みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会事務局です。
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」最終回と自民党総裁選が同日で、朝から情緒の変動が激しい方が多かったのではないでしょうか。
私も涙したり、ハラハラしたり、激動の1日でした。
「虎に翼」最終回では主人公の娘の言葉、「法律はあなたの味方です」にじーんときました。
私たちの味方になってくれる法律を求めて、司法で闘い、国会にも影響を与えていきたいですね。
■ 東京地裁・第2回期日終了しました ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
東京地裁での第2回期日が無事終了しました。
入廷行動時、沿道での応援を多くいただき、とてもうれしかったです。
期日では被告(国)側からの具体的な反論が提出され、原告側からは、事情変更・通称使用の拡大と限界について川見弁護士と久道弁護士が意見陳述を行いました。
50人以上の傍聴があり、大法廷の3分の2は埋まっていました。
その後の報告会も満席で、弁護団、原告、支える会一同大変励まされました。
傍聴や報告会に来てくださったみなさま、配信を見てくださったみなさま、ありがとうございます。
報告会のアーカイブはこちらからご覧になれます。
https://www.youtube.com/live/SzC8KuxW2bE
近日中に編集済のものもアップする予定です。
次回期日はこちらです。
なんと来年になってしまいますが、ぜひ傍聴に足をお運びください。
日時:2025年1月16日(月)11時~
場所:東京地方裁判所 103号法廷(大法廷です)
■ 東京地裁・第2回期日の弁護団、原告コメント━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
☆弁護団長 寺原真希子
今回の期日で被告(国)が提出した書面では、夫婦同氏制度の目的は「氏による共同生活の実態の表現という習俗の継続や家族の一体感の醸成ないし確保」であって、それは「社会全体が夫婦同氏であることによって達成し得る」との主張がなされています。
しかし、「共同生活の実態を表現」するのであれば、既に多くの別氏夫婦・別氏親子が共同生活しているという実態をみるべきですし、なぜ、ある家族の一体感が他の家族が同氏でないと醸成・確保できないのか、意味不明です。
被告の主張は、「氏か婚姻かの二者択一を迫ることに合理性はない」という原告・弁護団の主張に正面から答えるものではなく、別氏を希望する少数者はこれまでどおり我慢し続ければいいと言っているにすぎません。
次回期日までに、被告の主張に対する反論書面を含め、弁護団からは、訴状記載の主張を補強する複数の主張書面・証拠を提出する予定です。
引き続き、全力を尽くしてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します!
☆原告(東京)黒川とう子
初回期日とは打って変わって大きな103号法廷での開催。
せっかく広い法廷になったのに傍聴人が少なかったらどうしよう・・・という心配をよそに、たくさんの方が傍聴に来てくださいました。
本当にありがとうございます!
当日は川見弁護士、久道弁護士による熱い弁論と、分厚い準備書面に胸が熱くなりました(早口言葉みたいですね)。
国からの反論書を読みましたが、第1次・2次判決をなぞった部分もさることながら、改めて私が驚いたのは、婚姻夫婦は家族制度という法律制度だから、社会からみてもそう複雑でない規格化された形で作る必要があり、個人的な思い(わがまま?)は受け付けませんよ、みたいなところ。
外から簡単に夫婦と見えるようにという理由だけで、圧倒的に女性の思いが蔑ろにされているのですが・・・。
でも次回以降も、きっと弁護団の方々が反論をねじ伏せてくださるはず!
これからも応援よろしくお願いします。
☆原告(東京)内山由香里
第2回期日は参加できず、報告会の配信を見ました。
弁護団の川見先生、久道先生二人のお話はすべてその通り!と頷きながら聞いていました。
また寺原先生や原告の皆さんのお話を聴きながら、決して時期尚早ではないし、国はこれ以上人権侵害を続けるべきではない、そして司法は血の通った、社会を良くするための判断をしてほしいという思いを強くしました。
☆原告(札幌)佐藤万奈
今回は東京に行けず札幌で配信を見ていました。
川見弁護士と久道弁護士のお話は、えっもう反論の余地全くなくない?と思って聞いていました(書面だと、これでもか!!という程のボリュームですよね)
特に旧姓の通称使用は前からずっと限界です!って言ってるのに、まだこんなに説明しないと伝わらないのか…と思った反面、夫婦別姓が選べない現状で先人たちが苦肉の策で何とか勝ち取ってきたものというところには、はっとさせられました。
寺原弁護士のお話にあった通り、国は意味不明な理屈で私たちの思いから逃げずに、正面から向き合って欲しいなと強く感じました。
10月は札幌初回期日があります。
ぜひ傍聴に来ていただいて私たちを応援してもらえると心強いです。
よろしくお願いします!
☆原告(札幌)西清孝
「他の家族が夫婦同姓であることで、自分たちの家族の一体感が増す」という国の主張は、もはや主張と呼べるレベルにすらないように感じます。
(その程度しか思いつかなかったのなら、反論なんてしないで敗訴を受け入れて欲しいです。)
国の主張と私たちの主張、どちらが理に適ってるかは一目瞭然のはず。
番狂せなしの順当な判断を期待したいです。
■ 札幌地裁・初回期日のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
いよいよ札幌での裁判も始まります。
日時:2024年10月21日(月)11時10分~(30分程度を予定しています)
場所:札幌地方裁判所 805号法廷(大法廷です)
今のところ抽選ではありませんが、傍聴券が配布される予定になっています。
みなさん確実にゲットしてください。
12時~13時 期日報告会
場所:北海道高等学校教職員センター大会議室(札幌市中央区大通西12 丁目)
期日報告会にもぜひ足をお運びください。
配信も予定しています。
当日の予定についてチラシはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1057o2_xpgTbPgVR1ZVoQltGtUde06J9i/view?usp=drive_link
■ 支える会の連載公開中━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・
別姓訴訟を支える会では、「全国保険医団体連合会」という、主に医師向けの業界紙に連載を持っています。
原則会員のみの限定公開なのですが、今回、連載を公開にしてくれましたので、ぜひご覧ください!!
■ クラウドファンディングに引き続きご協力ください!! ━━━━━━━━━━・・・・・・
「夫婦別姓も選べる社会へ!訴訟」を支援するクラウドファンディングはおかげさまでファーストゴールを達成しました!
とはいえ、長い裁判期間、報告会の配信を継続し、イベント実施なども考えておりますので、引き続きご協力いただければ幸いです。
訴訟中はいつでもご寄付いただけますので、よろしくお願いいたします。
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000131