☆別姓訴訟を支える会 メールマガジン☆第118号  2024年10月14日

みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会事務局です。

■ 札幌地裁・初回期日のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・ 

いよいよ札幌での裁判が始まります。

日時:2024年10月21日(月)11時10分~(30分程度を予定しています)

場所:札幌地方裁判所 805号法廷(大法廷です)
https://www.courts.go.jp/sapporo/about/syozai/sapporomain/index.html

【当日の流れ】

10:10~10:40
傍聴券が地裁1階にて配布されますので、お時間のある方は入廷行動前に受け取ってください。
傍聴券が受け取れなかった方は、そのまま法廷にお越しください。
大法廷ですので、傍聴券なしで傍聴できる可能性も高いです。

10:40~ 入廷行動
横断幕を持って地裁前まで原告や弁護団が歩きます。
ぜひ沿道から応援してください。

11:10~ 期日開始
弁護団より訴状の陳述を行い、次回以降の審理の進行を協議する予定です。
30分程度で終わる見込みです。

12時~13時 期日報告会
場所:北海道高等学校教職員センター大会議室(札幌市中央区大通西12 丁目)

期日報告会にもぜひ足をお運びください。
同時配信も行いますので、来られない方はこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=S_O6qd6hZ1E

当日の予定についてチラシはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1OZ3Puw7rfi1bSEBNjrY-Qzzc_DuVXlwj/view?usp=sharing

■ 東京地裁・第3回期日のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・

次回期日は来年になってしまいますが、ぜひ傍聴に足をお運びください。

日時:2025年1月16日(月)11時~

場所:東京地方裁判所 103号法廷(大法廷です)

■ 東京地裁・第2回期日の弁護団、原告コメント ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・ 

besseiTVとインスタグラムに動画も掲載しています。
視聴、拡散、いいね!、登録をお願いします!

前回に引き続き、弁護団と原告からの第2回期日コメントです。

☆弁護士 久道瑛未

第2回口頭弁論で旧姓の通称使用チームは、準備書面と豊富な調査結果の提出に加え、旧姓の通称社会において徐々に拡大している現状を踏まえながらも、それが夫婦別氏制度を認めないことの合理性の根拠にはならないことについて意見陳述しました。
通称使用は、氏の変更に伴うアイデンティティの喪失などの人格権侵害を解消できず、新たなコストや負担を伴う不合理な状態を生み出していることを具体的に指摘しました。

また、通称使用が拡大する一方で、本名ではない以上その法的な位置づけが不安定であり、戸籍名と通称という2つの名義を持つことによって、通称使用者自身だけでなく、社会全体にもコストを生じさせている現状を具体的に説明しました。
特に、旧姓と戸籍名の使い分けによる混乱や、個人識別におけるリスク増大といった問題点を挙げ、不利益の一部を緩和するどころか、新たな不利益を生み出している状況であることを指摘しました。

今回の陳述を通じて、当事者がコストをかけて獲得してきた通称使用という応急措置に、司法が逃げてはならず、この問題に対して積極的に取り組むべきであるというメッセージを伝えられたと感じています。

☆原告(東京)根津充

第2回期日は、選択的夫婦別姓が大きな話題の一つともなった自民党総裁選の投票が1週間後に迫った、何とも言えない空気感の中で行われました。
前回より広い法廷が用意され、多くの方が傍聴に来て下さり大変心強かったです。
川見弁護士、久道弁護士の素晴らしい陳述に胸を熱くし、弁護団が日頃から膨大な労力をかけて準備して下さっていることに改めて感謝を覚えました。
国の反論は、かつての最高裁判決をそのまま踏襲し、細部をより醜悪な形で独自展開しており、聞いていてげんなりさせられました。
判決を読み返す度に、司法の世界も政治の世界と変わらず、憲法の謳う基本的人権が、家父長的な感覚によって歪められているなと感じます。
総裁選の結果、国会での選択的夫婦別姓実現はおそらく遠のきましたが、司法の場でもまだやることがあるぞ!と言うことなのかも知れません。

☆原告(東京)小池幸夫

事前に国側が提出した『準備書面(1)』は読んだ感想は、「無味乾燥で人間味が感じられない」というものでした。
裁判の進め方について知識のない私は、「国側がこの味気ない内容をどのように要約して法廷で話をするのだろう」と興味を持って臨んだのですが、何と陳述はなし。
榊原先生に伺うと、これが通常の裁判の進め方だそうです。
法廷で、原告側と被告側双方が丁々発止のやりとり闘わせるものと想像していたので、ちょっと意外でした。

『準備書面(1)』を読んでもう一つ気になったのが、多くの論拠に2015年の最高裁判決が使用されていることです。
改めて第三次訴訟では絶対に違憲判決を勝ち取らねばならないという思いを強くしました。

15分ほどで閉廷した第3回期日でしたが、短い時間の中で輝いていたのは、川見先生と久道先生の弁論です。
多岐にわたる論点を簡潔かつ的確にまとめ、裁判官の方を見て話される姿を目にして、思わず拍手をしたくなりました。
お二人の弁論を聞けただけでも、上京した甲斐がありました。
次回の期日にも出席する予定です。
弁護団、支える会など多くの皆さんから勇気と力をいただきながら、長い裁判を闘っていきます。よろしくお願いします。

☆原告(東京)新田久美

初めての期日参加で1時間座っていられるか心配していましたが、第二回は第一回と異なり、15分余りだったため、なんとかなりました。
原告の皆さん、弁護士の皆さんにお会いするたびに、自分の意識の低さと不勉強を恥じ入る次第ですが、このような機会を与えて頂いた感謝の気持ちでいっぱいです。
今後もよろしくお願いします。

☆原告(東京)内山徹

第1回は原告の意見陳述(原告のターン)、第2回は被告(国)側のターンで反論が口頭で来るのかと思っていたのですが、書類が提出されただけだったので、拍子抜け感がありましたが、原告弁護団から通称利用の拡大で不便さを軽減出来ても人権問題は解決しないことを力強く陳述いただき、頼りになる素晴らしい弁護団に感謝感激でした。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

☆原告(東京)九郎

第2回の期日には最初から最後まで参加する予定でしたが、突然のキャンセルで申し訳ありませんでした。
午後3時からの報告会は、生中継をしっかり最後まで視聴させていただきました。
原告からの報告後、寺原さんから国の反論についての報告がありましたが、国の反論は、原告の訴えを真正面から取り組まず、議論から逃げているとしか感じられない内容ですね。とても腹立たしい気持ちになると共に、国の担当者もこんな反論で満足されているのか?という気持ちになるぐらいです。
首相も替わることですし、ひょっとしたら政権も替わるかもしれません。
第3回の期日を待たず、政治的な判断で、早期に選択的夫婦別姓の案件が決着を迎えてくれることを期待します!
これからも微力ですが、わたしたち夫婦もがんばってまいりますので、みなさんよろしくお願いいたします。

☆原告(東京)上田めぐみ

出張先のインドから早朝帰国し、かなりボロボロな状態での期日でした。
国からの反論書面を帰りの機内で読もうとしていたのですが、斜め読みで力尽きてしまいました。
ただ、法律用語でもない「ファミリーネーム」とか、夫婦同姓が「法制度のパッケージ」である、といったふんわりした横文字で反論されていることにとても違和感を覚えています。
国側も反論方法にかなりお困りなのではないでしょうか?

次の期日はなんと1月!裁判って本当に長いのだな~と実感しています。

■ 支える会の連載公開中━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・ 

別姓訴訟を支える会では、「全国保険医団体連合会」という、主に医師向けの業界紙に連載を持っています。
原則会員のみの限定公開なのですが、今回、連載を公開にしてくれましたので、ぜひご覧ください!!

■ クラウドファンディングに引き続きご協力ください!! ━━━━━━━━━━・・・・・・ 

「夫婦別姓も選べる社会へ!訴訟」を支援するクラウドファンディングはおかげさまでファーストゴールを達成しました!
とはいえ、長い裁判期間、報告会の配信を継続し、イベント実施なども考えておりますので、引き続きご協力いただければ幸いです。
訴訟中はいつでもご寄付いただけますので、よろしくお願いいたします。
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000131

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