☆別姓訴訟を支える会 メールマガジン☆第48号  2021年4月16日

メールマガジン

みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会事務局です。

◆ 今号の内容

・最高裁を前に、弁護団のみなさん教えて!

・訴訟最新情報

・別姓訴訟を支える会ウェブサイトリニューアルのお知らせ

■ 最高裁を前に、弁護団のみなさん教えて! ━━━━━━・・・・・・

高裁判決は出たけれど、その後の進捗はどうなっているの?みなさん疑問に思っているのではないでしょうか。事務局の上田より、弁護団に素朴な疑問をぶつけてみました。

Q:高裁判決が出たのは昨年のこと。広島は9月、東京は10月でした。もう半年経ちますが、いったいどうなっちゃってるんでしょうか?

A:どの事件も現在は最高裁に係属していますが、最高裁の審理は、原判決を破棄する場合以外は口頭弁論期日を開く必要がないとされており、また、期日を開く場合でもその時期は完全に最高裁の裁量に委ねられているため、現在は最高裁からの連絡を待っている状態です(期日が開かれない間も、裁判官や調査官が上告理由書等の主張書面やそれを裏付ける証拠書類を精査しています)。

最高裁は、日本全国で行われている裁判の最終審であり、非常に多くの事件が係属しているため、審理にはやはり時間がかかります。特に本件のような社会的影響の大きな事件については、通常の事件よりも一層慎重に審理されているものと思われます。

Q:次の期日はいつごろになるのでしょうか?

A:上記のとおり、最高裁の裁量によるため、何とも言えません。

Q:すべての裁判の判決が一緒に出るなんて、アリなんですか?

A:アリです!むしろ、判決日がバラバラになると実務が混乱するため、判決期日はおそらく同じ日に指定されるのではないかと予想しています。

Q:最高裁大法廷に回付されたのは家事審判の方なのですよね?訴訟とどう違うんでしょうか?

A:この家事審判は、「夫の氏」と「妻の氏」の両方にチェックを入れた婚姻届の受理を求める裁判です。
これは民法750条等の立法不作為による損害(慰謝料)の賠償を求める国家賠償請求訴訟とは異なり、もしこの審判の方で違憲という判断が出れば、最高裁は市長や区長に対し、「当該婚姻届を受理せよ」、という決定を下す可能性があります。

その場合、民法750条等の法改正よりも早く、暫定的に「夫の氏」と「妻の氏」の両方にチェックを入れた婚姻届が受理されることになります。但し、それが最終的に戸籍にどのように記載されるか等については、やはり立法の手当てを待つ必要があります。

Q:国家賠償請求訴訟(東京本庁)の事案が、3月末にようやく最高裁に届いたと聞きました。これはどういう手続きですか?なぜこんなに時間がかかるのですか?

A:最高裁への上告を行うと、それまで高裁にあった事件記録が一式最高裁に送られます。
記録を最高裁に送るだけでなぜこれほど時間がかかるのかというのは、確かに仰るとおりなのですが、裁判所内部の詳細な事情については、弁護団の方でも把握できている訳ではありません。

Q:最高裁に出す書類が膨大だと聞きました。何をどのくらい出しているんですか?

A:最高裁には、上告理由書等の当方の主張を記載した書面と、それを裏付ける証拠書類を提出していますが、大法廷での審理となると、裁判官15名に加え調査官用の書類も提出する必要があるため、1つの事件のみで、1通の書面につき20通以上の写しを提出する必要があります。

そして、本件では、現行民法が成立した昭和22年以降の事情変更を詳細に主張しており、それを裏付けるものを中心に200通以上の証拠書類を提出しています。その結果、最高裁には膨大な量の書類が提出されることになります。

上田:ひゃ~!なんだか気の遠くなるようなプロセスですね・・・裁判手続きも、電子化をぜひ考えていただきたいと思わずにはいられません。世論やメディアも注目しているこのタイミングに、早く最高裁でいい判決を聞きたいです。弁護団のみなさん、ありがとうございました!

■ 訴訟最新情報 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・

4/21(水)夫婦別姓確認訴訟 判決

◆場所:東京地裁 103号法廷

◆時間:15:00~

【当日の予定】
・15時 判決言い渡し
・16時 司法記者クラブにて記者会見
・17時 オンライン報告会

■ 別姓訴訟を支える会ウェブサイトリニューアルのお知らせ ━━━・・・・・・

長らく更新が滞っていたウェブサイトですが、この度大幅にリニューアルして本日公開されました。より見やすくなり、必要な情報にアクセスしやすくなりましたので、ぜひご覧ください。URLも変更になりましたので、ご注意ください。

別姓訴訟を支える会 公式サイト
「選択的夫婦別姓、いつ導入されるんだろう…」そう思って何年も経ってしまった・・・夫婦別姓訴訟はこの閉塞した状況に風穴を開けるものです。あなたと同じ思いや疑問をおもった複数の原告が、勇気を出して立ち上がっています。もう待っていられない!…ならば、是非、原告を一緒に支援しませんか?

サイト制作・運営を担当するのは知念俊成さんです。

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今回、サイトリニューアルを担当しました。皆さまに選択的夫婦別姓の一層の理解を訴求するためには、分かりやすい情報発信が不可欠です。このサイトは、現在進行中の夫婦別姓関連訴訟を、法曹のみならず、一般の皆さまにも分かりやすくお伝えすることを目的に開設いたしました。

今後も、内容を充実させて参ります。サイトに関するご意見・ご感想お待ちしております。皆さまの応援、よろしくお願いいたします。

別姓訴訟を支える会事務局 知念俊成

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