☆別姓訴訟を支える会 メールマガジン☆第88号  2022年7月19日

別姓訴訟を支える会事務局です。

みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会です。
前号に続き「第2次別姓訴訟を振り返って」をテーマに、別姓訴訟を支える会関係者のコメントを掲載します。

今回は、原告の恩地いづみさんのコメントをご紹介します。

■「広島原告 楽しませていただきました!」━━━━━━・・・・・・

2018年7月、ドキドキワクワクで始まった第2次別姓訴訟広島原審家事審判、国賠訴訟。
初めて入る法廷。口頭弁論では、出した書面の確認をして次の期日を決めて、はい終わり。
あれ?なんか、想像してたのと違う。
広島のみんなと「一緒に行こうね」と言っていた最高裁も、皆が皆、あの法廷に入って結果を言い渡されるわけでなく、
「明日決定出しますね」「はい、受け取りに行きます」と、これも予想と違うし。と、ここまできました。

榊原団長の「判決文の良い言葉探しをしましょう」も新鮮な驚きでした。
棄却には「不当判決!」と思っていました。
でも不当な言葉と共に書き込まれた良い判断や言葉を探して次に進もう、とあくまでポジティブな団長。
いい経験になりました。学ばせていただきました。

多くの皆さまのご支援、励ましありがとうございました。
同じ目標に向かって一緒に願い、怒り、歩いてくれるみんなといることができる幸せを感じました。

振り返りの会で寺原弁護士が言われた「一般の方は知らない」。全くその通りかもしれません。
確かに「選択的夫婦別姓」「通称使用」など言葉は流通はしています。
けれども法改正がどんなものか、今進められている旧姓併記とどう違うのか、よく知られていないと思います。

3次訴訟で法改正を次の段階へ進めるためには、まだまだ足りないことがあります。
もっと仲間を増やして、情報を広めて、何をどう変えるのか知ってもらって、不安を減らして。

法制審答申を進める過程で国民に周知する、国がやってこなかった様々な施策を無い物ねだりしても詮無いことなので、訴訟団の一員としてできることはやっていきたいと思っています。
皆さんと一緒に\(^O^)/、法改正!と喜びたいと思います。

原告 恩地いづみ

■第2次別姓訴訟に関する書籍出版のお知らせ━━━━━━・・・・・・

弁護団渾身の書籍が出版されました!
ぜひネットや書店でお求め下さい。

「夫婦同姓・別姓を選べる社会へ ~わかりやすいQ&Aから訴訟の裏側まで~」
榊原富士子・寺原真希子編著(恒春閣)1980円
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4910899006/honnoinfo-22/

(Amazon紹介文を引用)
夫婦別姓訴訟の代理人弁護士らが夫婦同氏制をめぐる最新の議論や動向をやさしく解説する初の書籍。
豊富な統計、困っている当事者の声、通称使用の限界と混乱を示しつつ、訴訟戦略、最高裁の合憲・違憲意見の対比、今後の展望についても言及。
同姓・別姓を選べる社会に向けた必携の一冊!

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