☆別姓訴訟を支える会 メールマガジン☆第87号  2022年7月14日

メールマガジン

別姓訴訟を支える会事務局です。

みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会です。
前号に続き「第2次別姓訴訟を振り返って」をテーマに、別姓訴訟を支える会関係者のコメントを掲載します。

今回は、弁護士の山崎新さん、原告の山崎精一さん、澤田道華さんのコメントをご紹介します。

■「選択的夫婦別姓が実現する日は必ずくる」━━━━━━・・・・・・

昨年6月23日、国内外からも注目を浴びて出された最高裁大法廷の決定。雨のふる最高裁で受け取った決定は2度目の合憲判断でした。

法制審から25年、1次訴訟の判決から6年、「今度こそ」という期待が大きかっただけに、最高裁が、またも違憲の判断を避けてしまったことへの落胆は大きく、正直、「司法にはもう期待できない」「もはや弁護士としてできることはない」とすら思いました。

しかし、よくよく読み返すと、4名の裁判官が少数意見で述べた憲法違反との論述は素晴らしいものでした。1次訴訟の少数意見よりも踏み込んだ内容で、多数決で合憲とされてしまった4人の裁判官が、私たちの落胆を共有しているように感じました。

そうだとすれば、まだあきらめてはいけないと思います。いずれ裁判官の中でも多数決がひっくり返る時が来る。そのときまで訴訟を続けないといけない。それが弁護士としてできることなのだから。
今はそう思っています。

弁護士 山崎 新

■「より対等で多様性が認められる結婚へ」━━━━━━・・・・・・

第2次訴訟立川支部原告の山崎精一と澤田道華です。
途中から原告に加えて頂いたことを原告の皆さま、弁護団の皆様に感謝します。
裁判での意見陳述や記者会見など初めての得難い経験をさせてもらいました。

最高裁の判断は司法として責任を回避した残念なものでした。
しかし、私たちの訴訟は、多様な結婚のあり方、男女の生き方を求める社会の大きな動きを加速する役割を果たすことができたと思います。

つい最近、新聞報道を見て、びっくりしました。「令和4年版 男女共同参画白書 ~人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか」の発表です。20代の女性の約5割、男性の約7割が、「配偶者、恋人はいない(未婚)」と回答し、30代の独身者では、男女ともに約4人に1人が「結婚意思なし」と回答しています。

元々結婚する意思がないのではなく、経済的な困難や様々な理由によって結婚する意思が妨げられ、失われているのではないか、と思います。その理由は「結婚するほど好きな人に巡り合っていないから」などのように男女ともに高いものがある中で、一番男女間格差が大きいのが「名字・姓が変わるのが嫌・面倒だから」という理由です。

異なる姓での婚姻を認めることにより、結婚するかどうか、各人が自由な意思で判断して選択できる社会に近づくことができると思います。さらに変化しつつある結婚や家族に対する意識をさらに変え、より対等で多様性を認める方向に歩み始めるきっかけとなると信じています。

原告 山崎 精一・澤田 道華

■第2次別姓訴訟に関する書籍出版のお知らせ━━━━━━・・・・・・

弁護団渾身の書籍が出版されました!
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