☆別姓訴訟を支える会 メールマガジン☆第78号  2022年05月26日

メールマガジン

みなさんこんにちは。別姓訴訟を支える会です。
今号から「第2次別姓訴訟を振り返って」をテーマに、別姓訴訟を支える会関係者全員のコメントを掲載します。

今回は、折井純弁護士、野口敏彦弁護士のコメントをご紹介します

■「意志あるところに道は開ける」━━━━━━・・・・・・

第2次訴訟の結果だけをみると、民法750条が違憲と判断されず、残念な気持ちになりますが、第2次訴訟の裁判を起こしたことで、皆さんからたくさんの勇気と幸せをもらうことができました。
2021年6月の最高裁大法廷決定では、4人の裁判官が違憲とする意見を出し、また、2022年3月の最高裁決定でも、新たに最高裁判事となった渡辺裁判官は違憲と判断したうえ「比較的若い世代の意見の状況に鑑みれば、家族制度維持という名のもとでの制約が彼らの世代の将来にとって足かせとならないようにすべき」と指摘しました。
各地から応援の声が届き、また、全国の多数の自治体で、選択的夫婦別姓の実現を求める意見書が可決されています。
意志あるところに道は開ける、諦めずに頑張ります!

弁護士 折井 純

■「自分たちの社会は、自分たちで創る」━━━━━━・・・・・・

第2次夫婦別姓訴訟は一応終わりましたが、正直なところ何にも「終わった」感覚はありません。先日も支える会の皆さんに「中締めの会」を開いて頂きましたが、正に「中締め」であって、意識は既に次に向かっています。

私は第2次訴訟から参加させて頂いたので第1次訴訟の頃の当事者の皆さんや弁護団の感覚はよく分からないのですが、おそらくこの第2次訴訟の間に、陳情アクションの皆さんの活動も相俟って、「選択的夫婦別姓」が完全に国民的関心事の1つになったのではないかと思います。
この「選択的夫婦別姓」の問題は、「家制度の残滓の払拭」、「全体主義から個人主義への転換」、「ジェンダー平等の基礎の実現」というように様々な捉え方ができるのではないかと考えているのですが、いずれにせよ、停滞が続く日本が新時代を迎えるために、まず最初に実現しなければいけないことの1つだと思っています。

日本は「民主主義」の国だと一応言われていますが、本当の意味での「民主主義」はまだ全く根付いていません。何といっても、国民の多数派は「選択的夫婦別姓」の導入を望んでいるにもかかわらず、一部の少数派の抵抗でその実現が阻まれているのですから。多数派の意思がきちんと制度として結実するように、日本社会の仕組みを正していきましょう。若者や女性の皆さんを中心に現状に疑問を持つ人はいくらでもいると思うので、1人でも多くの方に協力してもらえるように横の連携を広げ、日本中で活動を続けて行きましょう。そうすれば必ず、どこかの時点で「転換点」に達するはずです。

既に、不可逆的な流れはできています。「自分たちの社会は、自分たちで創る」、その当たり前のことが当たり前になるように、今後も皆さんと一緒に活動を続けていければと考えています。第3次訴訟でも、引き続きよろしくお願いいたします。

弁護士 野口 敏彦

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